2020-08-05 UP!

園長さんの案内で「上野動物園ツアー」

28回生の時習ファミリー運営初弾企画「上野動物園ツアー」が昨年11月24日(土)に開催されました。出席予定者36名全員が集合定刻前に動物園正門前に集まりました。19回生の伊藤精美先輩のおかげで15代園長の福田豊園長案内による上野動物園ツアーです。さすがにパンダのシャンシャン人気で入園時にはパンダ待ち150分、福田園長のアドバイス通りに入場時にパンダ見学は諦めました。
園名は正式には東京都恩賜上野動物園、1882年3月20日に開園した日本で最も古い動物園です。園長さんの案内ルートは表門より入場し、まず東園のシカ、ここではニホンカモシカ等は北の種は大きく、南は小さいことも教えて頂き、そーだったのか。
園長さんに記念写真はどこが良いですかの質問に隣の五重塔前がお勧めですとのことで、早速、集合写真撮影とあいなりました。
京成線整備により、正門は現在の位置に再整備されましたが、旧正門が東京都美術館の裏手に残されています。当時京成線には「博物館・動物園駅」があり、乗降客数減少で、2004年には廃止されたものの、東京都選定歴史的建造物への選定を機に駅舎のリニューアルが終了、丁度、アートインベントが開催され内部公開もされているとのことでした。いつか見たいものです。

園長さんからは昭和11年(1936年)三大事件のひとつ、上野動物園黒ヒョウ脱走事件、戦時下での猛獣処分や金属供出のお話等、時代を実感させる大変貴重なお話も伺いました。他の事件は皆様調べてみて下さい。やはり、動物の種を守ることが大変難しいようで、日本の動物園同士でのやり取りや海外からも繁殖のため借りている動物は大変多いとのことです。例えば、インドライオンは上野動物園と横浜ズーラシアは兄弟です。上野のサル山にいるサルは生息の北限である下北半島むつ市のサルで、マイクロチップを埋め込み個体識別をしているとのこと。人間もいつかそうなるのではとゾッ~としたのは私だけでしょうか?
関係者以外立ち入り禁止のルートで西園へ、管理事務所では開園当時の模型の説明、そこでなんとカンカン・ランランを中国から日本に輸送したパンダ箱の紹介がありました。シャンシャンは見学できませんでしたが、パンダ箱を見ることができるとは、誰も予想もしないサプライズでした。

園長さんより高村光雲作の西郷さんの銅像に並び上野動物園にあるもうひとつの彫刻ということで、西園休憩所内に設置されている北村西望作の「獅子奮迅像」のお話がありました。この像は大相撲の東京都知事賞のトロフィーの原型で、参加したファミリーの方々も誰もが知らないお話でした。ここで園長さんのご案内は終了、園長さんとの記念写真、その後1時間自由見学。その時にまだパンダ待ち120分の園内放送。

ランチ会は中華の「過門香」(パンダにあやかり中華にしたとは幹事団の言い訳)で開催。伊藤精美先輩からの上野公園の歴史についてのお話をお聞きすると共に、料理に舌鼓をうちつつ、20才以上の年齢差を感じない和気あいあいとした会話を愉しみました。
(河合 康之)



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