2022-03-20 UP!

2月19日(土)、時習サロン「足のトラブルは靴で治そう」が開催されました。
今回は時習31回卒業生で、豊橋市の塩之谷整形外科医院長である
塩之谷香さんを講師に招き、いまどきの老若男女誰もが気になる、
足のトラブルと靴の関係について、熱く、ユーモアを交えて語ってもらいました。
前回同様、新型コロナウイルス感染対策を施しての会場参加・Zoom参加の
併用開催としました。また、貴重な世代間交流の機会である懇親会は、
残念ながら今回も実施見送りとしました。できるだけ早期の復活を、と考えております。
会場は、前回に続き東京タワー北隣の機械振興会館6階会議室としました。
会場には15名、リモートで18名の合計33名の皆様にご参加いただきました。
感染拡大の厳しい状況下、またご多忙中、ありがとうございました。
まず、講師・塩之谷香さんの略歴をご紹介します。

講師について

講師の塩之谷香さん

豊橋市出身。79年時習館高校(31回生)、85年金沢医科大学を卒業、名古屋大学整形外科に入局。江南昭和病院、名古屋大学病院等に勤務。95年、塩之谷整形外科副院長。96年、足と靴を専門的に診療する予約制の「靴外来」を開設。16年、「日独小児靴学研究会」を立ち上げる。18年、塩之谷整形外科2代目院長に就任。日本靴医学会、日本フットケア学会評議員。
以下、当日の講演の要点を記します。

「靴医学」との出会い

「靴外来」ことはじめ

外反母趾の「常識」を疑おう

外反母趾は足の親指(母趾)の先端が小指側に曲がり、「く」の字形に変形、母趾のつけ根の腫れ・痛みのため、靴を履いて歩くことが困難になる状態。ここから、○✕クイズを交え、外反母趾についてありがちな誤解を次々に指摘します。
1.若い女性に多く発症する→✕。
2.男性は発症しない→✕。
3.子供は発症しない→✕。
4.下駄や草履を履くと良い→✕。
5.幅の広い靴を履くと良い→✕。
6.「足じゃんけん」(足指の体操)が効く→✕。
7.「外反母趾用靴」を履けば良い→✕。

靴選びの基本

インソールについて

爪のはなし

質問コーナー

参加者の皆様から、
Q:靴下はどう選べば良いか?
Q:靴はどこで買うのが安心か?
Q:外反母趾の患者の男女比は?
Q:ワイヤを用いた巻き爪治療を首都圏で行なっている医院は?
といったご質問をいただき、その場で講師から回答がありました。

クイズ賞品は主に赤味噌系調味料

その後、恒例の会場のクイズ好成績者、Zoom参加者(抽選)への賞品贈呈を行いました。賞品の愛知の赤みそ調味料を喜んでいただきました。
外反母趾の高齢女性患者が発した「きれいな足になって死にたい」という切ない一言が忘れられない、と言う塩之谷さん。手術をして変形を治し、大変喜ばれた。日本人は足と靴に無頓着なため外国人に比べ姿勢が悪い。まずは子どもの足を大事にしよう、と力説。足に悩む人々の守護天使として今後も活躍してくれるはずです。(時習31回生一同)



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